素晴らしい短編集だった。
重みはないのに情感があって、静かに確かに響く。
人を突き動かしているものはたくさんあるんだな。でも、なぜか節目で人は一様に泣く。
感動して泣き、怒り狂って泣き、悲しみに咽び泣き、嬉し涙を流す。質は違えど、大事な場面でことごとく人は泣く。
泣くって行為だけがある種のサインなのかもしれない。何の誰に対してのサインなのかはわからないが。
読書状況:読み終わった
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読了本
- 感想投稿日 : 2012年5月29日
- 読了日 : 2012年5月29日
- 本棚登録日 : 2012年5月29日
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