LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略 LIFE SHIFT

  • 東洋経済新報社 (2016年10月21日発売)
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健康寿命は確実に伸びていて、ざっくり、100年くらいは生きる時代になっている。そうなっているのに、現代の3ステージ(学習、仕事、老後)の生き方って大丈夫なのか?と。良い人生を送りたければ、よく考えて計画を立て、金銭的要素と非金銭的要素のバランスをとることが大事なんじゃない?と問題提起。

全般を通じて、金銭的要素(有形資産)、ようはお金の問題について多くの紙幅がさかれている。

この本の著者は、リンダ・グラットンとアンドリュー・スコットというロンドン・ビジネス・スクール経済学教授。どうりで、書籍全般的に引用マークが多い。

40代が微妙な立ち位置で、20代くらいは、人生をマルチステージで考えた方がいいんじゃないかと。60歳で定年したとして、40年生きるとしたら、どうするの?に対して、「長生きの厄災より恩恵を大きくするためには、変化を遂げ、変身し、実験しなくてはならない。」とな。

無形資産については、「本書では信仰や宗教の問題には踏み込まないが、信仰の篤い人にとっては、信仰こそ、明らかに最も重要な無形の資産だ。よい人生を生きるためには、この「資産」を支え、はぐくみ、それに投資する必要があるだろう」とも。

将来について、なんとかなるだろうって、思っていたし、今でも少し思ってるが、
気にせざるおえないお金の問題に対して、「仕事関係の知識と同じように、金融に関する知識も本腰を入れて学ぶべきだ」ということは、参考にしたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2017年8月4日
読了日 : 2017年8月4日
本棚登録日 : 2017年7月12日

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