ママ・グランデの葬儀 (集英社文庫 40-A)

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制作 : 桑名 一博 
veneziaさん ☆ラテンアメリカ文学   読み終わった 

表題作を含む9つの短篇を収録する。物語の舞台はいずれもマコンドとその周縁であり、その意味でも『百年の孤独』との親縁性は大きい。私は、荒唐無稽な(これもまた、ガルシア・マルケスの特質の一つではあるのだが)「ママ・グランデの葬儀」よりも、作家が極貧の中で11回も書きなおしたという巻頭の「大佐に手紙は来ない」のリアリズム系列の方を取る。ここにあるのは15年間も諦めない執拗さと、それとは矛盾するようだが、願望が実現しないことを知っている諦念とが共存する。そして、その底流にあるのは「ここではないどこか」への想いだ。

レビュー投稿日
2014年1月21日
読了日
2014年1月20日
本棚登録日
2014年1月21日
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