「構造主義生物学者」池田清彦による近著(最近著であるかどうかは未確認)。本書の骨子は、現在の進化論の主流であるネオ・ダーウィニズム批判である。つまり、彼らの説明体系では、小さな変異は説明できても、大進化を体系的に理論化できないということなのだ。本書の構成は、進化についてこれまでどのように語られてきたのかもよくわかるし、最終章の「進化論の最前線」は説得的な示唆に富む。
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☆生物
- 感想投稿日 : 2013年9月23日
- 読了日 : 2012年2月21日
- 本棚登録日 : 2013年9月23日
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