義民が駆ける (中公文庫 ふ 12-5)

著者 :
  • 中央公論新社 (1995年6月18日発売)
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感想 : 15

この物語は、他の藤沢作品とはかなりその趣を異にする。物語全体は天保11(1840)年に荘内領で実際に起こった、国換騒動を小説の形で再現したものである。一方には時の老中、水野忠邦をはじめとした幕閣が、また対極には荘内藩主、酒井忠器をはじめとした藩士たちがいるのだが、この物語の主人公はあくまでも荘内領の農民たちの群像である。徳川幕府崩壊までも、もう20数年しかなかった時の事である。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ☆日本文学/エンターテインメント
感想投稿日 : 2013年9月23日
読了日 : 2012年5月2日
本棚登録日 : 2013年9月23日

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