作品を読んだ限りでは、村上春樹がなぜこの短編集をあえて翻訳しなければならないのかがよくわからない。訳者あとがきを読めば、たしかにその意図するところはわからないでもないが。訳者である村上春樹が、これらの作品の「物語性」よりは「語り口」に意味を見出しているのだとすれば、日本語の文体でそうした「奇妙な味わい」を伝える実験的な試みだったということになるのだろう。では、読者として楽しめたかというと……。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
☆アメリカ文学
- 感想投稿日 : 2013年9月23日
- 読了日 : 2012年5月17日
- 本棚登録日 : 2013年9月23日
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