国、時代、登場人物 そして主題となる天盆というゲーム、全てが架空又は非設定の小説。そのジャンルを分類するのも難しい。
よくこんな架空のゲームで、これだけの臨場感のある盤上ドラマが書けるものだと感心した。将棋がベースなのは確かだが、このような架空のゲームとして設定することで時代や背景の制約なしに、自由に描くことができるという新しい試みが面白い。ストーリーの展開もスピーディーで見事。作者のこれからの作品が楽しみだ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
国内小説
- 感想投稿日 : 2015年9月12日
- 読了日 : 2015年9月12日
- 本棚登録日 : 2015年2月15日
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