実際にお金を払ったり状況を変化させる「ランダム化実地実験」をすることで、細かいインセンティブの差を見出す、という研究の一般向けの本。
ランダム化実地実験が行動経済学の一分野かどうかはわからない。しかし、ランダム化実地実験(行動経済学?)は、マーケティングと心理学だったらマーケティングにより近い感じがする。とはいえ、どっちもよく知らないけど。
一方で、ランダム化実地実験(行動経済学?)を経済学に踏みとどまらせているのは、ランダム化実地実験(行動経済学?)がインセンティブ(特に金銭的なインセンティブ)に注目している点ではないか。
心理学だと(たぶん)そこまで金銭的インセンティブにこだわらないだろう。マーケティングは金銭的インセンティブにかなり興味があるが、とにかくまず儲けなければならない(ほんと?)だろうから、少し視野が狭そう(このあたり、かなり妄想)。
ランダム化実地実験(行動経済学?)という方法はバーノン・スミスの「実験経済学」とも手法が異なるようだ。
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- 感想投稿日 : 2016年8月18日
- 読了日 : 2016年8月18日
- 本棚登録日 : 2016年8月18日
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