これまたスタンダードブックストアで初めて知った雑誌です。
Re:Standard Magazine略してRe:S(以下、りす)。「新しいふつうを提案する」というのがコンセプトです。
今号は2冊目。特集は「すなおに売る」です。
すなおに売る
白い恋人や船場吉兆、赤福。これらの問題から編集長は「すなおに売る。」ということに行き着きます。
すなおに売るとはどういうことか。すなおに考えるとは。
今号はリニューアル前の号です。リニューアル前ではりすメンバーがテーマを元に、車で旅に出ていろんな人やモノに出会うことで発展していきます。
鹿児島で行商
今回はそんな訳で鹿児島に向かいます。前号からの縁があってそうなるのですが、まさかそこから行商になるとは。
でも、考えてみると確かに商売の原点って行商にあるのかもしれません。「売りたいモノを売って、買いたいモノを買う」場所は付随要素だしそもそも許可なんていらないわけです。昨今じゃいろいろ面倒なようですが、売ってしまうのがスゴイと思います。
こういう小商いがもっとやりやすくなったらいいなーと思います。
Re:S(りす)なお店ができるまで
行商とは別に読者からのオファーでお店のプロデュースをすることになります。
その名も「すなお」です。
場所は本誌で初めて知ったのですが、安藤忠雄の建築物が7棟も並んでいることで有名な仙川です。そこにある雑貨&カフェです。今号が出版されたのが2008年の1月なので、まだあるか分かりませんがあるなら行ってみたいですねえ。
最後に
他の倉本美津留伝とか楽しく読ませて頂きました「りす」7号「すなおに売る」。
こういう雑誌は読んでて視野が広がるから好きです。なんというかまだまだやりようはあるんだと思えるというか。
スペクテイターもそうですが、システム不全を起こしている現状においてはこういうオルタナティブはもっと広まって然るべきだと思うのです。
- 感想投稿日 : 2012年10月4日
- 読了日 : 2012年10月4日
- 本棚登録日 : 2012年10月4日
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