日本軍はなぜ戦争に負けたか。真偽はともかく、刺激を受けた考察だった。
ビジネス本の棚を見るたびに、成功談が多すぎると思う。「ああしたらうまくいった」「こうしたらうまくいった」。成功談は確かに面白い。
一方で言う。「失敗は成功の母」であると。
失敗ばかりしていても人生がうまくいくわけではない。しかしながら、失敗から学ばないことは大きな損失となりうる。失敗談は成功談を超えるインパクトを時として含むものだ。私はそう思う。
成功した組織の話は世の中にあふれている。逆に、失敗した組織の話は数多くない。日本軍は高度に洗練された組織であった。しかし、(結果論かも知れないが)多くの失敗を犯した。それはなぜだったのだろうか。
極めて重大な“組織的な”失敗談。そういう意味で貴重な一冊かと思う。
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- 感想投稿日 : 2013年5月2日
- 読了日 : 2013年4月30日
- 本棚登録日 : 2013年5月2日
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