月刊群雛 (GunSu) 2015年 03月号 ~ インディーズ作家を応援するマガジン ~

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waratasさん 群雛   読み終わった 

遅読の僕もすらすら読みきった群雛3月号。
1月号が「ヘビーでベタ」なら3月号は「ライトでベタ」。軽いからと言っても、ボリューム感はあり。ゲスト含め9作なので普段よりも少ないのだけれども、全く気がつかなかった。こちらも初心者にお勧めしたい号だと思っている。

【各作品寸評】
・高瀬拓史『僕の「電子書籍元年」』
普段はゲストの作品は評価対象外のつもりですが、(その後のプチブレイク含め)今号の私的ベストです。高瀬氏の身の上話とEpub3制作という二つの流れが混ざり合うのが、一つの物語としてのダイナミズムを産んでいると感じた。

・神楽坂らせん『01-20』
ゲストの話の後にこれが来るかと(笑)「僕の電子書籍~」とワンセットで読めば、貴方ももうインディーズ作家になりたくなーる。

・芦火屋与太郎『夢を継ぐ』
前編だけでは善悪のどっちに転んでも良い内容。キーパーソンは父親か。家族全員の振る舞いに共感できない(誉め言葉)

・神光寺かをり『みまちがい』
ストレートな歴史小説。城内ではなく、合戦のシチュエーションを頭に思い浮かべながら読むと、「みまちがい」というタイトルの意味がストンと落ちると思う。

・晴海まどか/合川幸希『ギソウクラブ』
今までの雰囲気とは違う一作。登場人物の「闇」の色合いは薄いけど、確実に存在感を示しているのが気になるところ。Eテレのテレビドラマみたいな雰囲気。
あと、こういう次回予告とあらすじを加える形式の連載増えそう。(のちに晴海方式と呼ばれる可能性が)

・青海玻洞瑠鯉『Pisces』
今まで読ませて頂いたのが絵画ならば、今回は立体的な「像」という変化あり。身体がテーマとは言え、血生臭いという要素は薄い。じんわり頭や身体が痛くなる感覚かも?

・盛実果子『わた雪』
ピュアな関係かと思いきや、後編に向けて良い感じで裏切ってきた。主人公の等身大な部分が好き。90年代後半の恋愛ドラマのイメージ。

・王木亡一朗『サイクロプス』
文体のテンポはそのままだけど、内容はいつもと違う胸キュン系? 自分の型を持っていて、かつそれを自分から壊せること事態が羨ましい。

・きうり『7・18豪雨』
終始面白さが安定している。オチが読めそうな要素はあるのだけれども、上手く自分の想定からずらしてくるのが憎い。詳しくは月刊群雛10月号を見てくれのくだりで笑ってしまった。

・長鳥たま『春香しく』(表紙)
絶妙な童顔。裏表紙もぜひ見て欲しい。

レビュー投稿日
2015年3月3日
読了日
2015年3月3日
本棚登録日
2015年3月3日
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