世界史を勉強する上で、教科書に出てくる小説は読んだ方がいいということを聞き昨年から少しずついわゆる文学作品を読んでいる。その中の一つがこれ。
そもそも最終的には『戦争と平和』と『カラマーゾフの兄弟』を読みたいのだが、そのためにはロシア文学に慣れないとなと思ってこの作品にした。
まずはやはり人物の呼称がいろいろ変わるところが馴染めない。きちんと見れば違う人物なのだが、なんとなく見ていると全部同じ人に読めてしまう(笑)登場人物がそれほど多くないこの作品だから何とかごまかしながらも理解できるが、これ以上増えるとやはり書いて覚えないといけないのかなとおもってしまう。
内容としては短編ながら家族の生活記録と歴史小説の融合というものが上手に出来ていて、分かりやすく、かつ心に響くものがあった。しかしすごくおもしろいかといえばそうとも言えず、何か物足りなさを感じてしまう。それはきっとエンタメ小説として読んでしまうからであって、文学としてこの作品をどう捉えるかで感じ方が自我ってくるのだとうと思った。そのあたりの捉え方が自分にはまだまだ出来ていないのかもしれない・・・そうなると『戦争と平和』などはまだまだ読むには時期尚早なのかも・・・とにかく色々読んでいこう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年7月27日
- 読了日 : 2014年7月27日
- 本棚登録日 : 2014年7月20日
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