困ったときの情報整理 (文春新書 180)

著者 :
  • 文藝春秋 (2001年7月1日発売)
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感想 : 13
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 執筆前にレジュメを作って、親しい人に話してみよ、というのがいいですね。「詰めの甘さが露呈することが多く、また相手に質問されると答えられないという事態も生じるだろう」(p.157)
 
 その作成工程は、「ポストイットのボードを見ながら『章』、『中見出し』、『小見出し』を考えて、目次のようなものを作ってしまう」(p.156)そうだ。

 ここまで来ていれば「かなり良いところまで来ている」(p.157)あとは「問題解決にあたればいいだけのことだ」(p.157)なるほどねえ。 

 またインプット側のプロセスについても助言が書かれている。本を読むときに引く傍線の類別方法のところは参考になる。著者の個人的実践だそうだが、そういう実践されている知恵は貴重だ。

 「引用に使えるような重要な部分だったら『重』、
  主張として意外に思った部分には『注』、
  面白いと思ったところには『!』もしくは『int!』と記号をつける」
 (p.35)

以上 

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文章を書くときに役立つ
感想投稿日 : 2010年1月10日
読了日 : 2010年1月10日
本棚登録日 : 2010年1月10日

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