タイトルが最高。本棚に置いてみるといい。厚さ2センチの背表紙にデカデカと書かれた「働かない」の文字をみるたびにビックリする。
18世紀から現代までの英米の怠け者たちを追っていく。
労働に反抗する「怠け者」たちはいつの時代もいたことは心強い。
(それぞれの時代背景や思想は違っているが)
最後に日本のフリーターの話も出てくる。2017年にはちょっと時代遅れか?
読んでると気持ちが揺さぶられ自分の労働倫理について考えたくなる。
バートルビーの「しないほうがいいのですが」(I would prefer not to)の言葉は座右の銘にしたい
ちょっと高めだが、買う価値は十分ある。
しかしこの大著を書いた著者も翻訳者も「働かない」とは真逆の労苦をしなきゃいけないのは皮肉な話だ。
ていうか500ページを読むのも重労働だし。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年2月12日
- 読了日 : 2017年2月12日
- 本棚登録日 : 2017年2月6日
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