・わかったとか知ったとか、そんな簡単に言ってはいけないのかもしれない。自分はただ、ひとつの事実の軌跡を密かに指先でたどっただけなのだ。きっと、それだけのことなのだ。
・「この街全体が、昭和で時間が止まっているような感じですね」
「日本の地方には、まだこんなところがいっぱいあるんだ。あと十年たっても、たいして変わりはしないだろう。僕たちが暮らしているのは、実はこういう国なんだな」
・「一緒に行ってくれますよね。今日みたいに」
「ああ」
「約束して下さい」
「約束する。森沢さんと一緒に必ず行くよ」
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説・マンガ(含☆4,5)
- 感想投稿日 : 2013年10月27日
- 読了日 : 2013年10月27日
- 本棚登録日 : 2013年10月27日
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