疲れました。とっても。
延々と喋りまくり。
可愛い女の子ならともかく、おばちゃんが延々と切れ目なく、隙間なく、喋る。喋る。喋る。
朝の通勤電車でおばちゃんが喋り始めると、何とか逃れようとヘッドフォンをするのに...
ヴィスコンティの映画だからそんなことは無いと思っていたのに...
しかもイタリア語なので、感覚的にマシンガン度倍増。
さらに、押しまくりのおかあちゃんで、どんな場面でもやりたい放題、したい放題のどん欲さ。
Wikipediaによるとヴィスコンティ唯一のコメディだそうです。
女優の押せ押せのしゃべくりで笑わせようとするなんてヒドイ映画。
映画制作の夢と現実を隠し味に使って、伏線を作り、
試写会のシーンで言葉が途切れ、彼女が「女優」の本質に気がつく瞬間が、とても効果的に、
というよりも否応なく心に響いてくる。
姑息な手段で人情話に仕立ててしまいました。
唯一心の慰めとなったのは子役のティーナ・アピチェッラ。
彼女が喋る時だけは、この世の天使かと思えてしまう。
これもヴィスコンティ?もしくはアンナ・マニャーニの手の内にはまった感がしますが。
エネルギーの無い時に見てはいけない映画。
とっても、疲れました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2011年12月18日
- 読了日 : 2011年12月18日
- 本棚登録日 : 2011年12月18日
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