たぶん「47都道府県制覇」ではなくてもよかったのかもしれない。そこそこ達成にコストと暇はかかれど、頑張れば制覇できる、という類のものであれば。
これは旅日記でもなんでもなくて、益田さんという人が、30代の後半でこういうことをやってみたらどうなるのか、という思考実験の記録なんじゃないか。
美術館などに行っても、展示品と同じくらいそこに来ている他の人の様子が気になることがある私からすると、感覚的にわかるところがかなりある。
ある程度、都道府県を制覇してくると、人と会話する時に感覚的に充実した話ができる、という記述もどこかうなずける。
自分で決めてしまった枠、または他のあるものによって決められた枠の中を生きる、ある一人の女の人の等身大の一喜一憂の記録。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセイ(作家)
- 感想投稿日 : 2012年6月24日
- 読了日 : 2012年6月24日
- 本棚登録日 : 2012年6月24日
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コメント 5件
猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2012/06/25
niwatokoさんのコメント
2012/06/25
花鳥風月さんのコメント
2012/06/25
花鳥風月さんのコメント
2012/06/25
猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2012/06/26