暗殺者、野風

著者 :
  • KADOKAWA (2017年6月1日発売)
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感想 : 9
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武田と北条の国境に位置し、暗殺を生業とする事で中立を維持する「杖立ての森、隠り水の里」で両親を含めた親類が皆殺しの目に遭い育てられた野風と言う少女が仲間の蟹丸、甚内と共に武田の山本勘助からの依頼で上杉謙信の暗殺を請負。謙信は丁度、北条に攻め込み撤収を図る時に多聞衆と言う凄腕浪人集団の護衛を雇う。その多聞衆の中に過去、親類を虐殺した頬に傷を持つ右馬助が居てその因縁の闘いが面白い。川中島の信玄vs謙信の戦いは他本通り描かれており、その戦いの中で繰り広げる野風と武田忍者頭の熊若、多聞衆の頭の静馬、仇の右馬助を殺め、最後は謙信を撃てず多分衆弥太郎と分かち合い終える。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2017年9月16日
読了日 : 2019年5月8日
本棚登録日 : 2017年9月16日

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