老いって、なんなんだろうなあ。人間生きてれば必ず老いが訪れるし、それが原因で病気になったりもする。認知症とか、いまの自分にはなんら関係ないことだと思ってしまうけれど、いずれは訪れることなのかもしれないなあと思った。ハカセの「思い出だけで生きていけるのはうらやましいことかもしれない」みたいな言葉には、なんだかしみじみとしてしまった。
個人的にはまさか宅和先生がそうなるとは思ってもみなかったので、ちょっとショックだった。そして、この話を読んでいると、ゆくゆく自分の目の前に起きる可能性があることを現実に突き付けられるような感覚に陥る。やっぱり、40過ぎればいろんなことがあってもおかしくないんだよなあ。ひとが死ぬということも、親が死ぬということも、あるんだよなあきっと。いろんな意味で現実を見せてくれるシリーズだと思う。
あとハカセと陽子の結婚式あったんかなあ。
(247P)
読書状況:読み終わった
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作者:な行
- 感想投稿日 : 2012年3月22日
- 読了日 : 2012年3月22日
- 本棚登録日 : 2012年3月22日
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