命をみつめて (岩波現代文庫) (岩波現代文庫 社会 36)

著者 :
  • 岩波書店 (2001年5月16日発売)
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感想 : 5

所在:紀三井寺館1F 請求記号:Browsing
和医大OPAC→http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=21192

この本の中で日野原先生が、タゴールやリルケの名をあげ、文学作品に触れることの大切さを語っているのは大変興味深いです。
「タゴールが書き残した詩を読み、こんなにみごとに命というものを表現した詩はないと思いました」「文学をとおして私たちは人間の命にふれることができます」この本の中で、日野原先生はそう語っています。
タゴールの詩はキューブラー・ロス『死ぬ瞬間』で引用されており、日野原先生は、「死んでいく人の心理をリアルに示すために書いた」あの本に、なぜロスがタゴールを引用したのかよく分かるとも書いていらっしゃいます。

【併読のススメ】
キューブラー・ロス『死ぬ瞬間―死にゆく人々との対話』
和医大OPAC http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=20382
ブクログ http://booklog.jp/users/wmulk/archives/1/4643920521

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 展示図書:本から学ぶ医の心
感想投稿日 : 2012年7月25日
本棚登録日 : 2012年7月26日

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