ぼくらの奇跡の七日間

著者 :
  • ポプラ社 (2008年7月18日発売)
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本棚登録 : 261
感想 : 11

大人の決めたルールに対し窮屈さを覚える中学生という時期、主人公たちの自分たちだけの場所(居留地)を作りたいという考えに合わせたかのように、星が丘は大人が入れなくなるという不思議な環境になる。そこで、主人公たちは7日間だけの“こどもの国”を手に入れることになった。

目次の裏にある主な登場人物紹介の時点で少し危惧していたけど、やはり、登場人物の多さでちょっとごちゃごちゃしているように感じる部分もありました。が、その点をクリアしてしまえば、子供たちのイキイキした様子は読み手にもワクワク感を与えてくれると思います。

大人のいないこどもの国。そこでの“自由”というものに対して、登場人物が少しだけ考えを巡らせる姿勢が、中学生という時期をよく表しているように感じました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年9月6日
読了日 : 2014年9月6日
本棚登録日 : 2014年9月6日

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