核兵器に対する人類への警鈴と共に、凡庸な生活を送る人間の営みこそ素晴らしいのだ、という主張が込められた三島由紀夫流の人間賛歌。
終盤の仙台の三人組との対決には引き込まれたし、宇宙人というSF設定を鳥瞰的視点で人類を語るために用いたのも上手い。
人生の節目に思い出してまた再読したいと思わせる一冊。
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- 感想投稿日 : 2017年8月15日
- 読了日 : 2017年8月15日
- 本棚登録日 : 2017年6月20日
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