ピアノ調律師という職業に対する見方が変わった一冊。
調律師が職人的技術で音程と音色を調律することで、始めてピアノは息を吹き込まれるんですね。
ピアノの音色や演奏された音楽から見えてくる風景の描写は珍しいけど、文章表現が上手く本当に目の前に風景が見えてくるように感じる。
外村君のささやかな成長物語としても安心して読めたし、爽やかな読後感に包まれた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2016年12月26日
- 読了日 : 2016年12月26日
- 本棚登録日 : 2016年4月13日
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