なんつーかストーリーの紹介はしにくい。
今まで以上に「ツバサ」の世界が入り込んできていて、四月一日は日常の生活に戻っているようで、別の次元に足を踏み込んでいるような、そんな感じ。
にしても、ここにいてもいい、と自分に許せるようになるまで、人はどれだけの痛みを抱えなければならないのだろう。許してくれる人が目の前にいて、場所があったとしても、問うことをやめられない。ここに居ていいのかと。
だから、大人は存在理由を物語にしたくなるのかもしれない。
この痛みも、焦燥も、いつかは丸くなるものだと。だから、「今」に負けてはいけないと。
うん、たぶん、これはそういう物語なんだろう。
読書状況:読み終わった
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邦人作者名 か~こ
- 感想投稿日 : 2010年6月23日
- 読了日 : 2010年6月23日
- 本棚登録日 : 2009年3月23日
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