家守綺譚 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2006年9月28日発売)
4.14
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本棚登録 : 8943
感想 : 1102
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河童や狸とのささやかな関係に憧れる。
もう少しグイグイからんでくれてもと思った。
でもそれだとなんかイヤだとも思った。
「吾輩は猫である」から毒気を抜いたような。
妖怪話からエンタメ性を排除したような。
印象に残ったエピソードはとてもベタなシーンだった。
はかなげでけなげなものによわい。
話がドンドンドンと展開するタイプの物語ではない。
それゆえ深夜に雨の音をBGMに読んでたら寝てしまった。
もう少しグイグイ展開してくれてもと思った。
でもそれだとなんかイヤだとも思った。
会話文が「」でなく――なのが、スバラシイ。

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カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年10月9日
本棚登録日 : 2016年10月9日

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