河童や狸とのささやかな関係に憧れる。
もう少しグイグイからんでくれてもと思った。
でもそれだとなんかイヤだとも思った。
「吾輩は猫である」から毒気を抜いたような。
妖怪話からエンタメ性を排除したような。
印象に残ったエピソードはとてもベタなシーンだった。
はかなげでけなげなものによわい。
話がドンドンドンと展開するタイプの物語ではない。
それゆえ深夜に雨の音をBGMに読んでたら寝てしまった。
もう少しグイグイ展開してくれてもと思った。
でもそれだとなんかイヤだとも思った。
会話文が「」でなく――なのが、スバラシイ。
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- 感想投稿日 : 2016年10月9日
- 本棚登録日 : 2016年10月9日
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