記憶と記録にある読了本
xuerenさん
ロイス グレッシュ Lois Gresh
清流出版 (2005年08月)
海外コミック
将来、アメコミにはまった入門者が、その存在を知って古本屋を探すことになりそうな一冊(笑) 題名のとおり、アメコミヒーローを科学的に解説して、あり得るかどうかを述べた本。 決して揚げ足取りではなく、アメコミの新たな可能性、描き方を示唆するような書き...
Alan Moore
Wildstorm (2005年08月01日)
『TOP 10』シリーズの最新刊。 戦後間もない1949年、ネオポリス創生期の物語。 まだ人口は少なく、空を覆うような巨大な建造物もまだ造られていない。 ジェットラッドとして知られた若き英雄トレイナーは、戦争が終わって、 戦中に知り合った、レニ“スカイウィッ...
Brian Michael Bendis Michael Avon Oeming
Marvel (2004年07月28日)
最強のヒーローチーム、UNITY。 彼らが解散してからすでに久しい。 そんなある日、メンバーの一人だったレッドホークらしき男が、少女をレイプしている映像が報道される。 その同じ日、元レッドホークこと、ブロデリック上院議員が何者かに殺される。 しかも、監...
Kelley Puckett
DC Comics (2005年08月01日)
珍しくリーフの時から読みたくて、TPにまとまるのを待っていた作品。 ハイスクール2年のトムは、 ガリガリに痩せ、右手は不自由で、常に薬を摂っていなければ倒れてしまうという、 ひどく弱い体の持ち主。 ある日、引っ越してきたばかりだというアンジェラと出...
フアン・ディアス・カナレス
早川書房 (2005年08月19日)
ブラックサッド・シリーズの第2巻。 行方不明になったケイリーという少女の捜索を依頼されるブラックサッド。 その地域は、人種対立が激しく、白人至上主義の組織が幅を利かせていた。 警察は黒人グループのせいにし、 他方では、白人有力者のバカ息子の仕業だ...
フアーノ・ガルニド フアン・ディアス・カナレス
早川書房 (2005年07月21日)
どういうわけか、突如、早川から出たバンド・デシネ。 女優のナタリアがベッドで殺されて発見される。 彼女の昔の恋人、探偵のブラックサッドは調査を始める。 現在、ナタリアと付き合っていたらしいレオンという脚本家もまた姿を消していた。 調べていくうちに...
Matt Wagner
DC Comics (2008年07月29日)
アーカムアサイラムを脱走したトゥー・フェイス。 2年間、姿を消していた彼が急に動き始めた。 ブルース・ウェインが買おうとしていた島を横取りし、 各地のサーカスから、奇形の人々が行方不明になっていた。 彼は島に奇形の人々を集め、 奇形こそが君臨する...
Wildstorm (2004年10月01日)
Alan Mooreの『TOP 10』シリーズの3冊目。 育ての親である、マックおじさんが亡くなり、葬式のために故郷に戻るジェフ・スマックス。 神妙な顔で、ロビンに一緒に来てくれないかと頼む。 転送された先は、剣と魔法のファンタジー世界。 彼はドワーフの夫婦に育...
Frank Miller 石川 裕人
ジャイブ (2005年06月)
『ダークナイト・リターンズ』から3年後 世界を支配するルーサーから、真の自由な世界を奪い取るため、 各地に幽閉されているヒーローたちを救い出し、再びバットマンが立ち上がる! 『ダークナイト・リターンズ』の続きなんだけど、ほとんど関係なく、 独立し...
Bill Willingham
Vertigo (2003年08月01日)
童話のキャラクターたちが現実世界に暮らしている『FABLES』シリーズの2巻。 前作の直後から話が始まる。 スノー・ホワイト(白雪姫)は年に二度、非人間型の住人たちが暮らす農場フェイブルファームに視察に行く。 何世紀もの間、仲違いしてきたローズ・レッド...
Dennis O’Neil
ジャイブ (2005年05月)
『バットマン・ビギンズ』に合わせて刊行された、 ラーズ・アル・グールが登場する作品を集めた単行本。 うーん。 婉曲表現でも、あまり面白くない。 展開がどうにもぬるいと言うかまどろっこしいと言うか、なんと言うか。 『ダークナイト・リターンズ』『ウォ...
Frank Miller 秋友 克也
以前、小プロからも出ていた作品の新装版。 巻末にラフ画などが収められている。 やっぱ、イヤー・ワンは渋くて好きだなぁ。 題名のごとく、バットマンの誕生の物語。 しかし、それと同時に、ゴードン警部誕生の物語でもある。 もう一人、メインではないものの...
天野 ミチヒロ
三才ブックス (2005年07月)
サブカルチャー
ドラマ、アニメ、映画、と様々な理由で放送禁止になった映像を紹介した本。 全ての作品が2頁ずつまとめられているので、ヌルイと感想を持つ人もいるかもしれないけど、 この手の概説本としては、十分に読めると思う。会話のネタにもなるし(笑) 差別表現などで...
マイケル シェイボン Michael Chabon
早川書房 (2001年11月)
1939年、ニューヨークに暮らすサム・クレイの元に、従兄のジョー・カヴァリエがやって来る。 彼は、ナチスが迫るチェコから一人で逃れてきたのだ。 ジョーの画才を知ったサムは、金が要るという彼に、ある仕事を思いつく。 サムは、パルプ雑誌や誕生間もないアメ...
イアン・バンクス 野村 芳夫
集英社 (1988年03月18日)
ホラー
薦められたものの、部屋から見つからず、 結局ブックオフの方が速く見つかったという曰く付き(?)の本。 町から離れた小さな島で父と暮らす16歳のフランク。 彼は幼い頃、ペニスを犬に噛みちぎられ、肉体的なコンプレックスを抱え、 学校にも通わず、小動物を...
紀田 順一郎 紀田 順一郎
晶文社 (2005年05月10日)
本
題名どおり、書物をテーマにしたアンソロジー。 その海外篇。 収録作品 ・ギュスターヴ・フロベール ・『薪』アナトール・フランス ・『シジスモンの遺産』オクターヴ・ユザンヌ ・『クリストファスン』ジョージ・ギッシング ・『ポインター氏の日記帳』M・R...
収録作品 ・『悪魔祈祷書』……夢野久作 ・『煙』……島木健作 ・『本の話』……由起しげ子 ・『本盗人』……野呂邦暢 ・『楽しい厄日』……出久根達郎 ・『古書狩り』……横田順彌 ・『歪んだ鏡』……宮部みゆき ・『嗤い声』……稲毛恍 ・『展覧会の客』……紀田順一郎 ...
鹿島 茂
白水社 (2003年01月)
To buy, or not to buy: that is the question. フランス文化研究者、鹿島茂の古本エッセイ第3弾。 『子供より古書が大事と思いたい』といい、なんて素晴らしい題名を付けるお方でしょう。 鹿島氏が集めているのは、主に19世紀のフランスの挿絵本。 集めている...
唐沢 俊一
ダイヤモンド社 (1996年03月)
題名どおり、古本エッセイ。 古本好きなら、多かれ少なかれ、身に覚えのあるエピソードだらけ。 というか、自分のことを書かれているのではないかと思うこともしばしば(笑) どうして、こう、古本者は、クソッタレなキチガイだらけの、愛すべき生き物なんだろう...
ジョー・ウォルトン 和爾 桃子
早川書房 (2005年06月09日)
ファンタジー
2004年度世界幻想文学大賞受賞作。 ちょっと前に紹介文を読んで、凄い読みたかったんだけど、 こんなに早く訳されるとは。 ヴィクトリア朝風世界のファンタジー。 身分違いの恋。 爵位の壁。 新教と旧教。 不公平で横暴な遺産相続。 不必要に虐げら...
ニール・ゲイマン 金原 瑞人
角川書店 (2003年06月28日)
古い家に引っ越してきたコラライン。 ある日、向こう側には別に何もないというドアを開けると、 そこにはもう一つの自分の家があり、ボタンの目をしたもう一人のママがいた。 ここで一緒に暮らそうという彼女から逃げ帰るが、そこにはもう両親はいなかった。 両...
ジョン ダニング John Dunning
早川書房 (2004年12月)
ミステリ
リチャード・バートンの稀覯本を手に入れたクリフの元に、 その本は自分の書庫から盗まれたという老婦人が現れた。 彼女の祖父はバートンと親交があり、その書庫には彼からの献本と手紙で埋め尽くされていたのだが、 祖父が死ぬと同時に、騙し取られたというのだ...
デヴィッド マドセン David Madsen
角川書店 (2004年12月)
16世紀、ルネサンス爛熟期のローマ。 レオ10世に仕えることになった小人のペッペ。 異端のグノーシス派であり、教皇庁の真の姿を知る彼の手記に綴られた、 数奇な人生とレオ10世の死の真相とは? 美と酬、聖と俗、正と邪は全てが表裏一体、それどころか、全てが...
シオドア・スタージョン 大森 望
河出書房新社 (2005年06月11日)
奇想コレクションの新刊! スタージョン第2弾! 『不思議なひと触れ』が様々なジャンルの作品だったのに対して、 こちらはミステリ(というか非SF)作品の短篇集。 今回の表紙は、今迄で一番好きかも。 収録作品 ・『取り替え子』Brat ショーティとマイ...
ジャック ケッチャム Jack Ketchum
扶桑社 (2005年06月)
昨今の社会情勢から、てっきり自主規制がかかったのかと思っていた、 ケッチャムの久々の新刊! なんの理由もなく、キャンプ場に来ていた二人の少女を撃ち殺したレイ。 刑事のチャーリーとエドは、最初から彼を疑っていたが、証拠がなく逮捕できなかった。 4年...
ロバート・J・ソウヤー 内田 昌之
早川書房 (2005年06月23日)
SF
ネアンデルタール・パララックス第2巻 元の世界に帰ったポンター。 彼は、もう一つの地球との交流は、有益だと議会を説得する。 一方、メアリはネアンデルタールの第一人者として、ジョックにアメリカの研究所に招かれる。 ポンターに再会したいと願うメアリだ...
オードリー ニッフェネガー 羽田 詩津子
武田ランダムハウスジャパン (2004年12月08日)
ヘンリーはタイムトラベラー。 しかし、いつ、どこに、どれくらいの長さで跳ぶか分からず、しかも常に全裸。 彼が36歳の時に、6歳のクレアと出会う。 それからクレアは成長し、何度も、様々な年齢のヘンリーと一緒に過ごす。 彼女が18歳の時にヘンリーの訪問は終...
山本 弘
早川書房 (2005年07月)
ヴィンテージSFセレクションの第1巻。冒険編。 売れれば(笑)、続刊するとか。 恥ずかしながら、昔の(最近のもだけど)SFは全然読んだことがないんで、 こういう風なアンソロジーが出てくれるのは、非常に歓迎。 収録作品 ・『火星ノンストップ』……ジャッ...
アン・マキャフリイ
パラダイス・リバー太守の息子リーディスとその伯父のアレミは、暴風に巻き込まれたとき、 イルカに助けられる。 しかも、イルカたちは二人に話しかけてきたのだ! アイヴァスによれば、イルカは地球から一緒に植民した生物で、 喋るように改造されていたらしい...
コリィ・ドクトロウ 川副 智子
早川書房 (2005年08月09日)
『マジック・キングダムで落ちぶれて』コリィ・ドクトロウ(ハヤカワSF)読了 記憶のバックアップとクローン技術によって、不死が達成された未来。 そこでは、〈ウッフィー〉と呼ばれる社会への貢献度に価値があり、それが金の代わりとなっていた。 ジュールズは1...
エリザベス・ムーン 斉藤 伯好
早川書房 (2005年08月25日)
去年、最も印象深った一冊『くらやみの速さはどれくらい』のエリザベス・ムーンの作品。 他の作品はどんなものなのかと、新刊買い。 優秀な士官候補生カイ・ヴァッタ。 しかし、親切心から下級生の悩みを解決しようとしたがために大騒動になり、退学処分。 実家...
ジョージ・R.R. マーティン George R.R. Martin
早川書房 (2005年04月21日)
生物兵器を商いにするハヴィランド・タフの連作シリーズの第1巻。 収録作品は3作 ・『禍つ星』 あらゆる疫病を降らせる禍つ星。 その正体は、遥か昔に滅んだ文明の巨大な生物兵器培養船だった。 それを手に入れれば、莫大な冨と権力を手にする...
ジョージ・R・R・マーティン 酒井 昭伸
早川書房 (2005年05月25日)
収録作品 ・『タフ再臨』Second Helpings あれから5年後、修理費の半金を持って、再びス=ウスラムにやってきたタフ。 トリー・ミューンはまだポートマスターの座にいた。 前回の方舟騒動は、トリーと海賊タフのロマンスとして映像化され、人気を博して...
ジョージ R.R.マーティン 安田 均
早川書房 (1984年06月)
収録作品 ・『龍と十字架の道』The Way of Cross and Dragon 宇宙中に広がったキリスト教。 ダミアンは異端を潰すのを仕事にしている審問官。 アリオンという星に、ユダを崇める異端があると聞き、赴くが…… ・『ビターブルーム』Bitterblooms 厳...
リチャード モーガン Richard Morgan
アスペクト (2005年03月)
27世紀。 人間の精神はすべてデジタル化されている。 そのため、精神の転送やコピーは容易で、肉体も自由自在にまとうことが可能だ。 権力者はそれによって不老不死を保ち、犯罪者は肉体を奪われ保管刑となる。 元特殊部隊員のタケシ・コヴァッチは犯罪常習者。 ...
カート・ビュシーク 石川 裕人
ジャイブ (2005年01月31日)
数多くのヒーローたちが拠点としている大都市アストロシティ。 『ライフ・イン・ザ・ビッグシティ』という題名のとおり、 そこに暮らすヒーローや一般の人々の生活を描いた物語。 そこに住む人々にとっては、ヒーローもヴィランも怪獣も、全てが日常の風景。 そ...
ポール・ディニ 石川 裕人
『JLA リバティ&ジャスティス』と『JLA シークレットオリジン』の合本。 『JLA リバティ&ジャスティス』 アフリカの小さな村に謎の奇病が発生し全滅。 ペンタゴンからの要請でかけつけるJLA。 マーシャン・マンハンター、フラッシュ、グリーンランタンが村に...
Paul Dini
ジャイブ (2005年02月)
去年、リーフで発売された同名作品3冊を早くも翻訳。 『バットマン・アドベンチャーズ:アニュアル#2』も同時収録。 これはTPにまとまらないと思ってたから、リーフで買ってたんだけど、まさか翻訳で読めるとは。 実際、アメリカでもまだTP出てないし。 下品で...
Kurt Busiek 秋友 克也
ジャイブ (2005年03月14日)
ひとかどの人物になるために、故郷を捨て、アストロシティにやってきたブライアン。 彼は、その行動力と頭の良さを見込まれ、 謎の多いクライムハンター、コンフェッサーの弟子兼相棒のオルターボーイとなる。 しかし、憧れのヒーローになったものの、そこには...
美術出版社 (2005年03月16日)
その他
おそらく、どこかで見た記憶がある人が多いはずの、 黄色とオレンジを基調とした、コミカルなイラストの見開き広告。 JTの広告なんだけど、タバコのことはあまり出てこないで、 役に立つのか立たないのか判然としない、様々な場面でのお作法が描かれている。 広...
トマス・M.ディッシュ 浅倉 久志
国書刊行会 (2004年12月)
最近の翻訳事情ではあまり名前を聞かれなくなってしまったディッシュの短篇集。 意外にも日本初の短篇集。 収録作品 『降りる』 『争いのホネ』『リスの檻』『リンダとダニエルとスパイク』『カサブランカ』『アジアの岸辺』『国旗掲揚』『死神と独身女』『黒...
デイヴィッド・イーリイ
早川書房 (2004年06月24日)
社会的地位のあるアメリカ人たち。 今までに味わったことのない、スリルとロマンスを求めてバナナ共和国へ観光旅行へ。 そこでは、巨大なイグアナを撃ち殺し、 秘密警察から追われた女スパイとの一夜…… しかし、そこに歪が…… なんか、変な小説だったなぁ。 以...
パトリシア・A・マキリップ 井辻 朱美
早川書房 (2005年03月24日)
世界最古の都オンブリア。 その宮殿には、忘れ去られた秘密の通路や部屋が無数にあり、 そして、都の地下には、沈んでいった過去の都と時間が地層のようになった影が存在していた。 大公ロイス・クリーヴが死んだとき、 大伯母ドミナ・パールがオンブリアを我が...
クリストファー プリースト Christopher Priest
早川書房 (2005年01月)
著名なカメラマン、グレイは爆弾テロに巻き込まれ、重傷を負う。 それによって、爆弾前数ヶ月の記憶が全くなくなってしまう。 ある日、病院にスーと名乗る女性が訪れる。 彼女は彼の恋人で、その数ヶ月の間に出会い、別れたという。 スーを見ても全く思い出せな...
ミッチ カリン Mitch Cullin
あらすじ見たときは、もっと幻想的なのを期待してたんだけど、 こりゃ、しんどかった。 本自体は薄いから、すぐ読み終わったんだけど、気持ち悪い話だなぁ。 『乙女の祈り』に『悪魔のいけにえ』の雰囲気と臭いを足したような小説。 今まで自覚してなかったんだ...
グレッグ・イーガン 山岸 真
東京創元社 (2004年10月28日)
2055年。全ての自然法則を包みこむ万物理論。それが完成し、南太平洋の人工島で発表されようとしていた。 映像ジャーナリストのアンドルーは、世界で蔓延しつつある奇病の番組を蹴って、 3人の候補者の内、最も若い20代の女性ノーベル賞受賞者ヴァイオレット・モ...
ロバート・J. ソウヤー Robert J. Sawyer
早川書房 (2005年02月)
ルイーズが、カナダのニュートリノ検出器を操作中、突然密封されているはずの重水タンクの中に人影が現れる。 慌てて助けるが、その姿はまるでネアンデルタール人のようだった! 彼の名は物理学者のポンター。 ネアンデルタール人が進化した並行世界の現在から、...
エドモンド・ハミルトン 中村 融
東京創元社 (2005年03月24日)
先日、河出の奇想コレクションから出た『フェッセンデンの宇宙』に背を押されるような形で刊行されたSF短編集。 怪奇短篇集も出る予定。 収録作品 ・『アンタレスの星のもとに』 ・『呪われた銀河』 ・『ウリオスの復讐』 ・『反対進化』 ・『失われた...
マシュー バトルズ Matthew Battles
草思社 (2004年10月)
ワイドナー図書館で司書をしていた著者による、図書館の過去〜未来の記述。 アレキサンドリア図書館やバチカン図書館なんかの話は、まさにファンタジーで好きなんだけど、 現代史のナチによる図書館破壊、焚書は読んでて非常にしんどい。 20世紀はこれと文革く...
デイヴィッド・リス 松下 祥子
「17世紀中葉のアムステルダム。 そこそこの相場師だったミゲルは、砂糖取引で失敗し、弟の家に居候する羽目に。 借金は増える一方のそんなある日、謎めいた魅力的な未亡人ヘールトロイドから コーヒーで一儲けしないかと声をかけられる。 ヨーロッパではまだま...
アンドルー・ジェイ フォックス Andrew Jay Fox
アンドリュース・プレス (2004年09月)
「ジュールズ・ディジョンは、生まれも育ちもニューオリンズの白人ヴァンパイア。 ルドルフ・ヴァレンチノもかくやという美男子……だったのは、もう何十年も前のこと。 今では、世界一の高カロリーを誇るニューオリンズ市民の血液を飲み続けてきたせいで、 関節痛...
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 浅倉 久志
早川書房 (2004年11月09日)
メキシコ、キンタナ・ロー州の浜辺に流れ着く、"私"が聞いた不思議な物語を描いた連作集。 『リリオスの浜に流れついたもの』『水上スキーで永遠をめざした若者』『デッド・リーフの彼方』 全ての話が、結局なんだったかわからないまま終わるのが、かえって不...
オリヴィエーロ ディリベルト 望月 紀子
晶文社 (2004年11月10日)
「19世紀の大学者モムゼン。 彼は不注意から蝋燭でその貴重な蔵書を燃やしてしまう。 しかし、彼の弟子筋や哀れに思う人々の尽力によって蔵書は復活。 だが、23年後またもや、その長髪に蝋燭の火が燃え移り、火事に。 今度は全焼こそしなかったものの、彼自身は...
ヴィトルト・リプチンスキ 春日井 晶子
早川書房 (2003年07月11日)
歴史
『ねじの回転』とか『ねじ式』とはまるで関係なく、 本当にねじとねじ回しの本。 編集者から、ミレニアム最高の道具について、 エッセイを書いてくれと頼まれた著者。 いろいろ考えて末、目に入ったのが…… たかが、ねじと言うなかれ。 ねじがなければ、ス...
アニー・トレメル ウィルコックス Annie Tremmel Wilcox
白水社 (2004年09月)
本屋で一目見たときから、ハァハァしてしまう、この題名! しかし、以前、やはり『製本工房から』っていうステキな題名の本を買ったものの、 装丁士の本当に日々の雑記だけが書かれていて、 非常にげんなりしたことが脳裏をかすめたんだけど、 表紙と、作者が...
ポール・L. ムーアクラフト Paul L. Moorcraft
扶桑社 (2004年06月)
中世の雰囲気を残す、イギリスの田舎町シア。 そこに越してきた、マーダはある日、目を覚ますと、暗い独房の中にいた。 彼女はデュヴァルという司祭に監禁されてしまったのだ。 彼は、中世の隠修女クリスティーンのことを研究しており、 その経験と精神の道程を...
荒俣 宏
太田出版 (1992年05月)
荒俣先生が『BOOKMAN』で83年〜91年まで連載されていたエッセイの単行本。 ちょうど博物学の西洋古書を集められていた時で、 オークションや目録買いの様子が延々と書かれている。 20年前の話だから、今はまた全然情況が違うんだろうけど、本好きならひじょうに楽...
ダリン ストラウス Darin Strauss
角川書店 (2001年11月)
合双生児のことを俗にシャム双生児と呼ぶけれども、 そもそもは、エン&チャンという、双子が有名になったことがきっかけ。 歴史の中では、結合双生児の道化師などが度々出て来るけど、 おそらく、マスメディアに乗った史上初の結合双生児が彼ら。 それ故に、シ...
ジョン・バクスター
晶文社 (2004年04月28日)
ああ、なんと甘美で罪深い書名(笑) 伝記作家・映画評論家・本の蒐集狂、ジョン・バーンズの自伝的エッセイ。 自伝と言っても、ずっと本絡みの話ばかり。 エッセイなんで、あらすじは書けないけど、 この書名ににんまりする人は必読。 目次のSFコレクシ...
江本 創
パロル舎 (2004年02月)
生物
世界各地で採集した、まさに幻獣としかよべないような生物の標本を集めた本。 三章に別れていて 龍、どことも知れぬ海で捕れた魚、悪魔、となっている。 日本人作家による、架空動物誌みたいなものって、なんかあまり思いつかない。 『スギャーマ博士』シリー...
ティボール フィッシャー Tibor Fischer
東京創元社 (2003年04月)
スプロールフィクション
なんとも、そそられる題名!(笑) 「若き美術品鑑定人ローザの元に依頼された皿は、 数千年間世界を渡り、意思を持ち、あらゆるものに姿を変えることができる存在だった。 今までに無数のコレクターたちの手に渡ってきたが、 その実、そのコレクターたちが「...
A・M・ホームズ
扶桑社 (2004年04月27日)
ケッチャムが翻訳されなくなってから幾星霜…… (平積みだけは最近よく見かけるけど) その寂しさを紛らわせるために、手に取ったのが本書。 「二十数年間服役している〈わたし〉。 彼の元には、その犯した罪の特異さ故に、毎日手紙が届く。 しかし、彼が文通...
マシュー・パール 鈴木 恵
新潮社 (2004年08月26日)
「19世紀、南北戦争直後のアメリカ。 詩人のロングフェローを中心として、 ホームズ、ローウェル、グリーン、フィールズの五人が集まり、 初のアメリカ版『神曲』を翻訳出版しようとする、「ダンテクラブ」という会合を開いていた。 順調に翻訳作業は進む一方、 ...
ダン ブラウン
角川書店 (2003年10月31日)
「宗教図像学者ラングドンのもとに、1枚のファクスが届く。 それは無残な死体の写真だったが、その胸には歴史の中に消えたはずの秘密結社イルミナティの紋章の焼印が。 一路、送り主のセルン(欧州原子核研究機構)に飛ぶラングドン。 そこで殺された研究者は、...
ダン・ブラウン
角川書店 (2004年05月31日)
「ヴァチカンでの事件から1年後。 ラングドンはパリに講演に来ていた。 その夜、ルーヴルの館長、ソニエールと会うことになっていたのだが、連絡が来ない。 その代わり、警察から呼び出され、ソニエールは美術館内で殺されたと知らされる。 しかも、彼は死の間...
デイヴィッド イーリイ David Ely
晶文社 (2003年10月01日)
収録作品 ・『理想の学校』 ・『貝殻を集める女』 ・『ヨットクラブ』 ・『慈悲の天使』 ・『面接』 ・『カウントダウン』 ・『タイムアウト』 ・『隣人たち』 ・『G.O'D.の栄光』 ・『大佐の災難』 ・『夜の客』 ・『ペルーのドリー・マディソン』 ・...
ヘレン マクロイ Helen McCloy
晶文社 (2003年01月01日)
収録作品 ・『東洋趣味(シノワズリ)』 ・『Q通り十番地』 ・『八月の黄昏に』 ・『カーテンの向こう側』 ・『ところかわれば』 ・『鏡もて見るごとく』 ・『歌うダイアモンド』 ・『風のない場所』 ・『人生はいつも残酷』 SFは『Q通り十番地』、『...
ギルバート アデア Gilbert Adair
東京創元社 (2003年09月)
「ブッカー賞なども受賞している有名作家のポール。 彼は事故に会い、顔をひどく損傷し、目も失った。 彼は自伝的作品を書くために、秘書兼代筆者を雇う。 やって来たのはジョン・ライダーという男。 完璧とは言い難いが、人当たりも悪くないし、 気むずかしい...
ジェラルド カーシュ Gerald Kersh
晶文社 (2003年11月01日)
収録作品は ・『廃墟の歌声』 ・『乞食の石』 ・『無学のシモンの書簡』 ・『一匙の偶然』 ・『盤上の悪魔』 ・『ミス・トリヴァーのおもてなし』 ・『飲酒の弊害』 ・『カームジンの銀行泥棒』 ・『カームジンの宝石泥棒』 ・『カームジンとあの世を信じ...
ジェフ・ヌーン 風間 賢二
おばさんの飼っているオウムのホイッパーウィルを追って、時計の中に入ったアリス。 気づくと、白アリの巣の中に。 そこから出たアリスが見たものは、138年後のイギリスで、 しかも背縁現象によって、全ての人間が動物などと融合してしまった未来の世界だった。 ...
シャロン シン Sharon Shinn
早川書房 (2003年12月)
優秀な若き魔法使いオーブリイは、世界一の変身術師グライレンドンに弟子入りする。 そこには、リリスという、グライレンドンの若い妻がいた。 魅力的だが、全くの無表情。 厳しく、家を空けがちの師匠のもとで、変身術を覚えて行くオーブリイ。 そんな中、彼は...
グレアム・ジョイス 浅倉 久志
早川書房 (2004年05月25日)
一年前に妻を失ったトム。 未だに立ち直れず、彼は教師を辞め、 親友のシャロンがいるパレスチナにやって来る。 しかし、数十年ホテルから出たことがないという老人に死海文書らしい断片を渡され、 夢とも現実ともとれない老婆に付きまとわれる。 さらに幻覚は...
クリストファー・プリースト 古沢 嘉通
早川書房 (2004年02月10日)
記者のアンドルーは幼い頃、今の両親の養子となった。 彼はずっと双子の共感のようなものを感じながら育ってきた。 成人してから調べてみても、自分には双子は存在していなかった。 ある日、取材と偽られてケイト・エンジャなる女性に呼ばれる。 実は彼らの祖先...
ジェイムズ・ブレイロック 中村 融
早川書房 (2004年03月24日)
ジョンとダニーの兄弟は、ある日、町に突然現れた骨董品店で、 ビー玉でいっぱいの金魚鉢と、不思議な眼鏡を手に入れる。 家に帰り、その眼鏡で窓を覗くと、そこには見知らぬ光景が。 二人と飼い犬のエイハブがその窓を通り抜けると、周りに森が広がる草原にいた...
ニール ゲイマン Neil Gaiman
インターブックス (2001年06月)
ロンドンの証券会社に勤め、 キャリアウーマンの彼女とも婚約が決まり、 順調な人生を送っていたリチャード。 彼女の上司とのディナーに行く途中、 突然壁の中から負傷した少女が現れ、人がいいリチャードは彼女を助けることに。 少女はドアと名乗り、下のロン...
ケリー リンク Kelly Link
早川書房 (2004年02月)
収録作品 ・『カーネーション、リリー、リリー、ローズ』 ・『黒犬の背に水』 ・『スペシャリストの帽子』 ・『飛行訓練』 ・『雪の女王と旅して』 ・『人間消滅』 ・『生存者の舞踏会、あるいはドナー・パーティー』 ・『靴と結婚』 ・『私の友人はたいて...
アルフレッド・ベスター 中村 融
河出書房新社 (2004年10月22日)
収録作品 ・『ごきげん目盛り』 ・『ジェットコースター』 ・『願い星、叶い星』 ・『イヴのいないアダム』 ・『選り好みなし』 ・『昔を今になすよしもがな』 ・『時と三番街と』 ・『地獄は永遠に』 ベスターというと、やはり『虎よ、虎よ』のイメージ...
ブルース スターリング Bruce Sterling
早川書房 (2004年01月)
巨大なクレーターに分子レベルの塵の海がある水無星。 そこに棲む塵クジラからは麻薬が採取されるのだが、突然その取引が禁止される。 そのため、ジョン・ニューハウスはコックとして捕鯨船に乗り込み、航海に出る。 乗組員の中に、見張りとして雇われているコウ...
河出書房新社 (2004年04月15日)
収録作品 ・『フェッセンデンの宇宙』 ・『風の子供』 ・『向こうはどんなところだい?』 ・『帰ってきた男』 ・『凶運の彗星』 ・『追放者』 ・『翼を持つ男』 ・『太陽の炎』 ・『夢見る者の世界』 ハミルトンというと、どうしても『キャプテン・フュ...
テリー・ビッスン 中村 融
河出書房新社 (2004年02月07日)
収録作品 ・『熊が火を発見する』 ・『アンを押してください』 ・『未来からきたふたり組』 ・『英国航行中』 ・『ふたりジャネット』 ・『冥界飛行士』 ・『穴のなかの穴』 ・『宇宙のはずれ』 ・『時間どおりに教会へ』 所収作品はみんな面白いけど、特...
テッド・チャン 浅倉 久志・他
早川書房 (2003年09月30日)
収録作品 ・『バビロンの塔』 ・『理解』 ・『ゼロで割る』 ・『あなたの人生の物語』 ・『七十二文字』 ・『人類科学の進化』 ・『地獄とは神の不在なり』 ・『顔の美醜について――ドキュメンタリー』 全ての短篇が一級品。 特に『バビロンの塔』と『あ...
シオドア・スタージョン
河出書房新社 (2003年12月22日)
収録作品。 ・『高額保険』 ・『もうひとりのシーリア』 ・『影よ、影よ、影の国』 ・『裏庭の神様』 ・『不思議のひと触れ』 ・『ぷわん・ばっ!』 ・『タンディの物語』 ・『閉所愛好症』 ・『雷と薔薇』 ・『孤独の円盤』 平凡な感想だけど、お気に入...
グレッグ イーガン Greg Egan
早川書房 (2003年07月)
収録作品 ・『適切な愛』 ・『闇の中へ』 ・『愛撫』 ・『道徳的ウイルス学者』 ・『移相夢』 ・『チェルノブイリの聖母』 ・『ボーダー・ガード』 ・『血をわけた姉妹』 ・『しあわせの理由』 まず、全体的な感想としては、個人的にはチャンの方が...
ロイス・マクマスター ビジョルド Lois McMaster Boujoid
東京創元社 (2003年12月)
惑星アトスは男性だけしかいない星で、子供は全て人工子宮から産まれていた。 しかし、その卵子培養基はすでに疲弊し、子供が産まれなくなりつつあった。 そのため、あらたな卵子をジャクソン統一星系から取り寄せたのだが、 届いたものはどこかですり替え...
野田 昌宏
河出書房新社 (2001年08月)
河出書房新社 (2002年05月)
河出書房新社 (2000年11月)
検索
本棚の表示内容を複数の条件で絞り込みや並び替えができます。