これは、すごい本だと思う。
精神医療のプロから見て、このああ言えばこう言う的な患者さんについての記述や、それに向き合う家族の思いなど、笑ながらも舌を巻くことばかりだ。そして、治療に対して私たちに希望も与えてくれる。「寛解」することしかない病気とどう付き合うか。これほど医者の技量が問われることはない。しかし本当に必要なこの技量ほど、現在の精神科医療を取り巻く環境からなおざりにされているものもない。
うつ病になった家族がいる人だけでなく、精神医療に携わる人にもお勧め。
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- 感想投稿日 : 2014年4月6日
- 読了日 : 2014年4月6日
- 本棚登録日 : 2014年4月6日
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