若者と労働 「入社」の仕組みから解きほぐす (中公新書ラクレ 465)

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  • 中央公論新社 (2013年8月10日発売)
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日本の雇用問題を歴史的な経緯の縦軸と諸国との比較の横軸で平易に解説した良書。現代の雇用問題を語るにはぜひ読んでおきたい。
かつての日本は学習と労働が切り離されていたが、「入社」のシステムが日本のパフォーマンスを支えていた。その「教育と労働の密接な無関係」が、部分的にせよ機能不全に陥入れば、それに代わって若者の雇用への移行を支える仕組みは、「教育と労働の密接な関係」以外にはあり得ない、と説く。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2014年12月22日
読了日 : 2014年12月18日
本棚登録日 : 2014年12月18日

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