国内では田沼意次時代から松平定信時代へと代わり、外交面ではロシア、アメリカ、フランス、イギリスが度々通商を強要してきていた難しい局面でアイヌは松前藩の下で動いていた飛騨屋に徹底して搾取されていた。それに耐え切れず若手を中心に暴発する。しかしアイヌも一枚岩になりきれずに松前藩に屈服せざるを得ない。先導者37名が惨殺される。その場で見ていた脇大人の孫(ハルナフリ)が3年後復讐の鬼になって殺めていく。定信は急激な変化、原理主義故、辞職せざるを得なくなる。
時代は司馬遼太郎の[菜の花の沖]と同時代。
時代小説の久々の大作と思う。
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- 感想投稿日 : 2011年12月25日
- 読了日 : 2011年12月25日
- 本棚登録日 : 2011年12月22日
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