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山田博一さんの本棚 > 世界史の誕生─モンゴルの発展と伝統


山田企画事務所の本箱よ»

仕事術や手帳、ノートのとり方、整理法などの本などの紹介し、ビジネスやプライベートライフに役立つをテーマにします。歴史の大局感を養う本も紹介。

レビュー by 山田博一さん

歴史大局観   5

[世界史の誕生]。岡田英弘歴史学

●岡田歴史学の本を紹介します。
岡田英弘先生の本を読むと
今まで疑問に思ってきたことが
すきっとわかる部分が、かなりあります。

まず[世界史の誕生]
では基本前提です。

●世界史は、モンゴル帝国とともに始まった。

●民族という概念は、19世紀に発生した新しいもの。
国家の概念も、フランス、革命、アメリカ革命から起こったもので
、それまでは、国家イコール君主の待ちものであった。
ーーーーーーーーーーーー
●モンゴル帝国が作った諸国民は、インド、イラン、中国、
ロシア、トルコ人である、すべて、モンゴル帝国の産物、遺産である、
●モンゴルはウルスという単位で構成され、
それぞれのウルスは、遊牧君主の所領であり、
大ハーンも、自分のウルスしか直営できず、他のウルス内政には干渉できない。
●モンゴル帝国によって、中央ユーラシアの遊牧民は、すべてモンゴル人の社会構成へと
入った。
モンゴルの東半分は清帝国となり、
西半分は、ロシア帝国となる。インドムガール帝国、
オスマン帝国(トルコ、西アジア、北アフリカ)もモンゴル帝国の
継承者である。

●中国という概念も考え直さればならない。
皇帝を中心とする世界で、出身の種族には関係なく
中国人という概念が、できた。
●中国の歴史は、ほとんど中央ユーラシアの遊牧民による
征服王朝である。
●清は、正式なるモンゴルの継承者であり、
中華人民共和国も、このモンゴル帝国の領土の継承者である。

●中央ユーラシアの遊牧民が、それまでの世界史に
も影響を与えた、西欧を襲ったのフン族は、中国の匈奴であり、
ゲルマン民族の移動を引き起こし、西欧の原型を作った。
一方、東洋では、中国と遊牧民帝国の戦いであり、
現在までの中国の歴史は、ほとんど中央ユーラシアの遊牧民により
支配王朝である。
(これに関しては、別途、岡田先生の詳しい本があります。)

●日本の国家成立は、668年を持ってする。
白村江の敗戦によって、世界の孤児に
なってしまった倭人が、当時の日本列島にきていた
華僑といっしょになって、唐、新羅と対抗するために
作った国家である、天智天皇を持って初めての天皇の号を使い
、日本という国号をもち、近江令を持って初めての成文法となる。
(日本史に関しても、別途、岡田先生の本があります。)

●資本主義もモンゴルから始まる。
遊牧民の政治プラス定住型の経済の結合システム
により、治安と交通の便がよくなった。
経済活動が活発化する。信用取引の原理が稼動氏始まる。
世界最初の紙幣も、モンゴルが作った。
以上、モンゴルおよび、その継承国家は
すべて、大陸国家である。つまり、陸上運輸コストが

かかる。それに対して海洋国家は、港を抑え、小さい海軍力でも
制海権を握れる。大量の物資を低コストで
稼動できる。貿易により、大きな利益をうける。

●21世紀の覇権国家は、海洋国家であり、アメリカ、ヨーロッパ、
日本である。軍事力を持つアメリカと、歴史で武装した、
日本と西欧との対立構図である。

●西欧の大航海時代も、モンゴルにユーラシアを押さえら得たために
ポルトガル、スペインが、直接交易を求めてインド洋、東洋にやってきた結果である、
しかし、東シナ海は、それより先に、大航海時代に入っていた。
日本人倭寇である。後期倭寇は、中国人がほとんどで
その王が王直である。(鉄砲伝来は彼の仕掛けであると前に書きましたが)


●歴史観としては、ヘロドトスに始まる地中海ー西欧型歴史観と
司馬遷の『史記』、司馬光による「資治通鑑」に始まる中国方の歴史の
枠組みがある。地中海ー西欧型歴史観は、
ヘロドトス、旧約聖書、ヨハネ黙示録が中心的な歴史認識として
あり、アジアを敵として認識している。それが
キリスト教とあいまって、異教徒に対する思想となる。

要約です。この本を、是非お読み下さい 登録日 : 2007年04月29日 23:44:17


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