ポーの一族 ~春の夢~ (フラワーコミックススペシャル)

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著者 : 萩尾望都
yamaitsuさん  ○萩尾望都   読み終わった 

大人になってから本屋さんで漫画を買ってこんなにウキウキした気持ちになったのは久しぶり。あやうくスキップして帰るところだった(笑)40年ぶりのポーの一族新作!!

最初はやっぱりちょっと絵柄の変化に違和感を覚えましたが、読み進めているうちにすぐに慣れます。とくにアランのほうが絵柄の変化が大きいのだけど、喋ると相変わらず、ヤキモチ焼きで子供っぽい駄々をこねてはエドガーを困らせてるあのアランのままだった。そして相変わらず皮肉屋のくせにアランには過保護なエドガー。

終盤ちかくでエドガーが「アランがいないと自分は幽霊になってしまう」というようなセリフを言う、そのコマの感じが一番昔と変わらないエドガーだった気がする。

時期的には1944年、戦争中。前のコミックスをひっぱりだし「ランプトンは語る」の最後のページの年表で調べてみたら、「小鳥の巣」のギムナジウムにエドガーとアランが現れたのが1959年。つまり今回のシリーズはそれよりは少し前の話。「エディス」は1976年だったんだなあ、なぜか感覚的にもっと昔の話のような気がしていたので、今回初めて戦争というワードが出てきて、これまで吸血鬼ということは別にしてもファンタジーのようだった彼らの生きた世界に、ちゃんと現在と地続きの歴史があることに不思議な気持ちがした。

新キャラのファルカ、ああいうパワフルなタイプは好き。吸血鬼にもいろいろ系列があるらしい。

クロエとその仲間たちのようなタイプのパンパネラがいるのはちょっとショックというか残念。仲間に加えるには基本的には厳しい承認審査がある=美しく賢いものしか仲間にするべきではないのだと思っていたので、ああいう下品で欲望まみれのタイプがいるのは嫌だなあ。

挟み込みの月刊フラワー予告では2018年春くらいにまたこの続きが連載されるようなので、また1年以上続きを待たなくてはならなそうだけど、楽しみに待ってます。

レビュー投稿日
2017年7月13日
読了日
2017年7月12日
本棚登録日
2017年7月13日
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