初期の短編集。当時の西炯子がすごく好きでほとんど読んでたんだけど、萩原屋の途中くらいから、何かちょっと違ってきたかも…って思って読まなくなって。
「天使にならなきゃ」はデビュー2作目くらいで掲載は「JUNE」なんですよね。巻末エッセイは当時JUNEの投稿コーナーで審査していた竹宮恵子なので、かなり厳しい意見も述べられてますが、萩原屋の途中で私が感じた違和感に近いものを指摘されている気がしました。
収録作品の中ではやはり表題作が一番好きです。生まれなかった子供が会いにくる話に弱いので「プロミス」も好き。悪魔に育てられた子供の「いつかこんな日が」や、小人サイズの宇宙人がやってくる「家の光」など、ファンタジー色が強いのも初期作品の特徴ですね。
※収録作
「エスケープ」「僕は鳥になりたい」「プロミス」「いつかこんな日が」「その後のランナー」「家の光」「待っているよ」「天使にならなきゃ」
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
■BL系作家
- 感想投稿日 : 2014年5月27日
- 読了日 : 2004年4月
- 本棚登録日 : 2012年11月6日
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