短編集。もれなくゲイの登場人物は出てくるけれど、けしてBLではないと思う。人付き合いが苦手だったり、オタクだったり、コンプレックスを抱えていたり、またその真逆の人間たちもいて、みな傷ついたり悩んだりすることは普遍的。
中学生の女の子とゲイ男性の交流を描いた「魔法使いの弟子」もお気に入りだけど、ある日のカフェでの従業員と3つのテーブルの客のそれぞれを会話だけで描ききった表題作がやはり傑作。
「ラ・カンパンネラ」「こいのじゅもんは」「サタデー、ボーイ、フェノミナン」「魔法使いの弟子」「食・喰・噛」「ワンスアポンアタイムイントーキョー」「ジュテーム、カフェ・ノワール」
読書状況:読み終わった
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■BL系作家
- 感想投稿日 : 2014年10月23日
- 読了日 : 2009年7月
- 本棚登録日 : 2014年10月23日
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