UNTOUCHABLE
2011年 フランス
監督:エリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ
出演:フランソワ・クリュゼ/オマール・シー
評判の感動作をやっと見てきました。車椅子の大富豪フィリップと、その介護人になったスラム出身の黒人青年ドリスの友情物語。確かに良い映画でしたが、期待が大きすぎたせいで、実はちょっと終わり方とか拍子抜けだったんですけども、とりあえず良い気分で見れて、観終わった後も良い気分だったので、やっぱりすごく良い映画でした。フランス映画だから、ちょっと突き放した印象なのかもしれないですね。同じ題材でもハリウッドだったらもっとお涙頂戴泣かせ映画に仕立て上げてたのかも。どちらが良いかはさておき。
個人的には「最強のふたり」っていう邦題は、主人公二人の「相棒」感がよく出ていて意訳のわりに良かったと思います。なによりドリスのキャラクターが非常に魅力的でした。失礼だし、乱暴だし、下品なんだけれど、あまりにも天真爛漫でなんだか憎めない。それでいて序盤と後半では、きちんと彼の人間的成長もわかる仕組みになっていて、「よくぞここまで立派になって・・・」と、親戚のおばちゃん気分(笑)でホロリとさせられたり。フィリップのお屋敷にいる他の使用人や秘書なんかもみんな個性的で、彼らが素直にドリスを受け入れる度量のある人達だったことにも心温まります。
(2013.06.14)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
フランス・ベルギー映画 他
- 感想投稿日 : 2014年10月9日
- 読了日 : 2013年6月14日
- 本棚登録日 : 2014年10月9日
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