真備シリーズの短編集。「流れ星のつくり方」と「花と氷」が特に良かったです。シリーズ1作目の時のように明らかな超常現象は少なくなってきてますが、かえってその方が読みやすくて納得もしやすいです。「背の眼」のように憑依された人間が犯人だったので、嘘が見抜けなかったとかいうオチや凜子の特殊能力の乱用はズルい気がするので、このまま真備シリーズは純粋なミステリーに移行していってほしいです。とっかかりが超常現象というのいいと思いますけどね。「モルグ街の奇術」みたいにラストに持っていくのも個人的には好きです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリー・ホラー
- 感想投稿日 : 2016年1月11日
- 読了日 : 2013年9月3日
- 本棚登録日 : 2016年1月11日
みんなの感想をみる