赤ちゃん取り違え事件の十七年 ねじれた絆 (文春文庫 お 28-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (2002年10月10日発売)
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感想 : 77
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テーマが重くて読んでて辛かったが、間違いなく珠玉のノンフィクション。
赤ちゃん取り違えから6年経っての交換、分かれる明暗、それぞれの家族模様、、、
残酷な運命を受け入れそれぞれに必死に生きようとしたり、はたまた運命に耐え切れず自堕落になっていく関係者達の姿に読んでて釘付けになった。
終章で2人の成長した姿が見られて少しは救われた気分。
普通に親に育てられ、自分も普通に子育てできることは幸せなんだと気づかされる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年12月19日
読了日 : 2014年12月19日
本棚登録日 : 2014年12月19日

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