新宿でクリニックを営む溝口さんの、分子整合栄養医学についての本です。
読んでみて、これ(栄養療法)が最新の医学なんだろうと思った。
精神科医が診断する際の手引書であるDSM分類というのがあるなんてはじめて知った。確かに標準化は必要。
でも、少なくとも日本ではそれが正しく使われていないようです。大事な部分が読み落とされているとのこと。
溝口さんはご自身のクリニックでの治療で、それを実感しているようです。
これが本当なら悲しいことですね。
一般的な精神病院での治療では薬漬けになって、でも結局治らないといった話をたまに聞きますが、その理由もこの本を読んでよく分かりました。
P131の自然治癒力の件であった以下の記載が、非常に印象に残った。
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妄想や幻覚といった症状も、生体を健康な状態に引き戻そうとする自然治癒力の現れと見れば、それを除去することを治療の第一義にすることは、むしろ危険性のほうが高いのです。
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栄養療法について、凄く興味を引かれる本でした。そして、至極全うな内容だと感じました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
体
- 感想投稿日 : 2011年4月10日
- 読了日 : 2011年月
- 本棚登録日 : 2011年4月10日
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