女子の人間関係

著者 :
  • サンクチュアリ出版 (2014年4月10日発売)
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本棚登録 : 2547
感想 : 252
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結構あちこちで評判を聞いていたので、興味本位で手にとった本。
(ちなみに、ワタシ個人は幸か不幸か、あんまり女子同士の人間関係で悩んだ事は少ないです。面倒くさい人間関係に悩むぐらいなら、女子も男子も問わず、そこから離れて孤独でいたほうがいい、というスタンスです)

「女子の」人間関係、と銘打ったタイトルだし、紹介されている人間関係トラブルケースも女対女、の話ですが、別にコレって、男でもあるんじゃないかなー、と個人的に思いました。
本書では、女性のいわゆるイヤな部分をカッコつきの「女」という呼び方で統一されていますが、この「女」という部分のいくつかは、今どきの男性たちにもあてはまりそうです(笑)

読んでいて思ったのは、ただただひたすら
「女って面倒くせぇぇぇぇぇ!!!」
ということ。この本の80%以上が、自分にとってはこの感想でできています(笑)

「自分の周りにはあまりこういうケースの女性がいなくて良かった」
とも思ったのですが、案外自分で今まで、無意識に遠ざけていたのかもしれません。

困った「女」を振りかざす相手に、
「あ~、この人は満たされていないのね、こんなことで不安になって攻撃的になっているのね~」
「だから相手の「女」を癒してあげなくちゃ」
ということをしたいとはワタシには思えません。
この妙な上から目線の気持ちを持つ、というのがたぶんダメです(笑) 出来ません。
そして「癒してあげなくちゃ」という使命感もたぶん持てません(笑) そこまでしてあげるのも面倒くさいです(笑)

男女問わず、自分にとって「あ、この人苦手」とか「嫌だな」と思った人は別に無理に接点を持たずに最小限の接点にする「敬遠」で生きてきました(笑)

長いこと生きてきましたが、「人を変える」ということは生半可なことではないし、自分が人を変えれる程の影響力はないと思っています。相手もそれなりの人生を生きてきて、ポリシーなどもあるでしょうしね。
よほど自分の生活や人生に悪影響を及ぼしそうな場合は、ひとりよがりにならないように、なるべく俯瞰的な見方で主張をして、それでも改善しないようであれば、その方とのお付き合いや接点を持たないように自分が動くしかないかなぁと思っています。

というわけで、残念ですがワタシ個人としては、あまりこの本を読んでためにはなりませんでしたが、もっと若い世代のまさに悩める女性には、「こっそりと自分の中で精神的優位に立つ」ことで対処できる処方箋として使えるかもしれませんね。
(辛口でスミマセン)

女子の、とありますが、男子も面倒くさいし、言うなら、もう「人間関係」ってすべてが面倒くさい、でもそこから始まるものもあると思うので、それはもうケース・バイ・ケースで立ち向かったり、受け流したり、しながら生きるしかないんじゃないかと思いました(笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 実用本
感想投稿日 : 2014年9月2日
読了日 : 2014年9月2日
本棚登録日 : 2014年5月27日

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