自分を殺した犯人の脳を移植され、段々と性格まで蝕まれていく男の人の話。
お話自体はミステリー仕立てなので、最後まで飽きないで見れます。
が。
人間の書き方が、薄い。安い。
こうやっとけば感動するだろうな、な意図が見え見えで全く泣けませんでした。
何だよ、最後の玉木宏のバストアップの告白。
カメラワークもダサい。音楽も酷い。
あれで泣けと言う方が無理。
感動できるのは蒼井優の演技だけだな。
そもそも、脳を移植される前の二人が何でそこまで好きあってるのかが良くわからんかった。
メグが他に家族いないとかだったら、まだ説得力あったのかもしれないけど、普通に家族いるし。
玉木宏がメグを愛したいのに愛せないっていう葛藤も良く伝わってきませんでした。
まあ、これは演技力の問題もあるかねえ…。
あとドナーはうっかり玉木宏撃っちゃっただけで、別に普通の人なわけでしょ?常習の殺人犯とかではなく。
なのに、あんな乱暴で短気な人柄に描かれるのっておかしいんじゃないかなあ。
何か腑に落ちない。
まー、とにかく人間の描き方が雑ですよ。
蒼井優が良い演技してるだけに惜しいね。
映画は★2くらいですが、優ちゃんが良いのでプラス1かな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画・DVD
- 感想投稿日 : 2010年5月8日
- 読了日 : 2010年5月8日
- 本棚登録日 : 2010年5月8日
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