この作品はキリストではなく、キリストを産むまでの母マリアと夫ヨセフの夫婦を描いた物語です。
内容はとてもシンプルで、聖書に書かれていることを映像で描いたような作品です。
そのため、現実的には有り得ないということもあります。
それでも、夫婦としてお互いを信じあい、救い主の降誕を願う世のために、二人はあらゆる苦難を乗り越えます。
夫婦が互いに信じ合う。
どんなことがあっても互いに信じあう。
マリアとヨセフは信じ合う事を貫きます。
救い主の誕生は預言者によって予言されたため、多くの人がその誕生に興味を持ちます。
その中には、それを望まない人もいて、妨害しようとする人も出てきます。
それでも、二人は導かれるように歩んでいきます。
聖書の世界感ってこんな感じなんだな~って思いました。
いつの時代も人は救いを求め、希望を持ちます。
この作品には人の想いの歴史の一部が描かれていたように思います。
今の時代に生きる僕にはぴんとこない部分もあるけど、当時の人たちはそこに強い希望の光を見たんだろうなって思いました。
そんなことを気付かせてくれる作品でした。
それでは、また!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エノッキ
- 感想投稿日 : 2011年1月14日
- 読了日 : 2011年1月14日
- 本棚登録日 : 2011年1月14日
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