猟奇的な殺人鬼によって、まちがパニックに・・・。
真犯人がだれなのか、っていう謎解きも結構意外な展開をみせて、ミステリとしても面白いのですが、
やっぱり人間の残酷さの描写が印象的でした。
犯人の残酷さがすごいんです。
でもそれよりも、「自分はまともで善良な人間なんだ」と信じている“一般人”が、ちょっとした疑心暗鬼でいかに残酷になれるかという点にフォーカスがあてられているような気がしました。
結局、連続殺人鬼と自分の心は、地続きなのかもしれないということが、一番の恐怖として描かれていたんじゃないかな、なんて思いました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2017年9月28日
- 読了日 : 2017年9月17日
- 本棚登録日 : 2017年9月28日
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