スター・ウォーズに学ぶ「国家・正義・民主主義」 岡田斗司夫の空想政治教室 (SB新書)

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  • SBクリエイティブ (2016年9月6日発売)
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本棚登録 : 125
感想 : 21
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うーむ…最近の新書にありがちなタイトルだった。
もっとつっこんでスター・ウォーズを政治的な切り口で解説してくれるのかと思ったら、スター・ウォーズに関する章は全体の1/3ほど。
ただ、スター・ウォーズ新旧3部作のあらすじ解説は見事。1エピソードあたり5〜600文字でめちゃめちゃわかりやすくまとまっている。さすが岡田さん。
あとガリア戦記を記したカエサルを世界最古の同人作家と評していたのには笑った。
しかし、デス・スターを核兵器に例えるのはちょっと違うような気がする。核がもたらすバランスオブパワーの考え方とデス・スターのような要塞兵器とでは戦略的な運用局面に決定的な違いがあるでしょう。気持ちはわからなくはないけど。
ハインラインとリバタリアニズムに関する第5章はおもしろかったな。ハインラインのSF作品が読みたくなった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2016年10月9日
読了日 : 2016年10月9日
本棚登録日 : 2016年10月9日

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