大きく戊辰戦争について、徳川方からの目線で描かれている。主君に忠義を尽くす武士をどこまでも貫いていくのか、それとも新しい世の中を造りだしていくのか。時代が大きくかわるタイミングでは、これまでの考え方や習慣にとらわれない考え方ができる人が時代を作っていくんだろう。
登場人物は実在の人物ではないというが、概ね実在なんだろう。宇津木兵馬も村田新八郎のアーニャも創作とは思えない戊辰戦争へのはまり具合だ。どうしても官軍からみる明治維新、戊辰戦争であるが、孝明天皇とも親しかった松平容保達の目線は非常に新鮮で、物事の見方を改めるきっかけになったような気がする。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2017年8月30日
- 読了日 : 2017年8月30日
- 本棚登録日 : 2017年8月30日
みんなの感想をみる