芥川賞作家・津村記久子さんのエッセイ集。
昔、朝日新聞夕刊(大阪版のみ?)にエッセイを連載されていて、読むのが楽しみだったので、先日この本の存在を知って、いそいそと借りて読んだ。
当時はまだOLと「二足のわらじ」で、だからこその普通の感覚が面白い。
大阪にお住まいなので、出てくる場所が自分に近いのもうれしい。ノートが好きで東急ハンズやヨドバシカメラの文具コーナーをうろうろしているとか。
地味に生活している30代女性の、ちょっと神経症的かもしれない文章なのに、安心して読めるのはやはり大阪人の「笑いのセンス」によるものなのだろうか。
読んでいて何度も吹き出した。
次は別のエッセイを読もうか、久しぶりに小説を読んでみようかと思案中。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2015年
- 感想投稿日 : 2015年7月20日
- 読了日 : 2015年7月19日
- 本棚登録日 : 2015年7月18日
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