オーストラリアの刑務所から脱獄し、インドのボンベイへ逃亡した男の話。
身元がバレないようにスラムで生活しながら診療所をひらいたり、マフィアのボスに気に入られて仲間の一人になり、裕福な生活をしたり、内紛の地へ行って死にそうになったり波瀾万丈な日々を送る。
インドという国の人々の様子がとてもよくわかる作品である。
しきたり、生活習慣、常識、思想、情熱などなど実際に生活しないと知れないことが描かれていておもしろい。
作品全体としては、多くの人が死に悲しい話ではあるが、それよりもおもしろい部分や愛情あふれる部分が印象深い。
上中下と長いが、読んでよかったと思える作品。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外小説
- 感想投稿日 : 2013年10月7日
- 読了日 : 2013年10月5日
- 本棚登録日 : 2013年9月26日
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