1964年アラバマ州ゼファーという小さな町が舞台。一人の12歳の少年が体験した一年間の成長物語。冒頭で殺された男が湖に沈んでいくのを目撃した謎を追っていくことが作品全体のメインなのだが、その過程の中の少年の日常風景が素晴らしく描かれている。主人公の男の子がとんでもなくいい子なのである。12歳の子供の心の葛藤や、純粋な気持ち・驚き・感動・悲しみ・・・などなどが全て詰め込まれている。もう言葉では言い表せないくらいすごい小説である。涙と一人笑いなくして読めない。このような小説に出会うために本を読んでるのだ、と思った作品。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外小説
- 感想投稿日 : 2014年3月31日
- 読了日 : 2014年3月30日
- 本棚登録日 : 2014年3月31日
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