十八面の骰子

著者 :
  • 光文社 (2003年3月19日発売)
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本棚登録 : 66
感想 : 11
5

宋代中国が舞台。


皇族であり巡按御史をしている主人公とその弟分が旅をしながら地方官の不正や事件を暴いていくお話。

話は大体一話完結であるが徐々に一つの事件にまとまっていっている。
それぞれの話には特産物や地方で行われていた工業など宋代特有の物品・思想が出てくるがこれが事件に関わっているのが更に面白いと思います。

登場人物も童顔の主人公や保護者と勘違いされる優男の弟分、髭もじゃがさつな護衛に弟分に片想いして追っかけてくる軽業師の女の子と多彩でかれらの会話もとても面白いです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2011年3月28日
読了日 : -
本棚登録日 : 2011年3月26日

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