タイトルのみで一読。最初は大きな社会というコミュニティの中から排除される人に関する本かと思ったが、排除される人の社会的位置づけに関する本といったほうが近い。社会論は全くの素人だが、こういう見方もできるのかという新たな見地を知ることができ面白く読むことができた。こういう話は物理学と一緒で、理論としては面白いのだが、現象の対応という現場論では難しい問題がいろいろあるのだと思う。ただ、社会や経済における構造を変えていくことで社会的弱者を減らしていくことはいつの時代でも変わらぬ課題だし、研究していかなくてはならない分野だ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本・雑誌
- 感想投稿日 : 2010年1月5日
- 読了日 : 2010年1月5日
- 本棚登録日 : 2010年1月5日
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