お話の流れは、高校生の平凡な夏休みに女の子と出会って恋になっていくワクワクなお話。
通勤電車で読んでいたら、展開の衝撃に驚きすぎて涙を堪えずにはいられませんでした。
読み終えた後、この作品が映画だとしたらエンディングではカーペンダーズの "I Need to be in Love" を聴きたいところです。
最後のページをめくってから、そういえば最初のシーンの意味がわからなかったことを思い出して初めから読み返すと、再び涙腺に対する強力な衝撃が!もう混雑の通勤電車で所構わずおっさん号泣でした。
読みやすく、テンポがいいのですが読む場所に注意です。
「人が生きて行く上で約束されていることはひとつだけ。いつか死ぬということ。」当たり前だと思ってあまり考えもしなかった事だった。自分の将来を考えるときに自分と向き合い本当にやりたいことはなにか?命が永遠に続く訳ではないと、頭の片隅に置いておくことで、自分との話し合いは加速するのかもしれません。そんなことを意識させてくれる作品でした。
あまりにも気に入ってしまったので、私と一緒に喜多川泰さんの作品を読み合っている小学四年生の長男にもう一冊買いました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年1月12日
- 読了日 : 2015年1月12日
- 本棚登録日 : 2015年1月12日
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