ギリシャの神話や歴史については私の興味がそこまで
至っていないせいもあり、あまり頭に入ってこなかったのですが、
ギリシャの経済破綻やユーロの問題についてはわかりやすかったです。
日本もあまり流行気分でグローバリズムに走ると道を誤りますよ、
ちゃんとしっかりとした国家観を持ちましょうね、
というメッセージを感じました。
法律や規則や国境をなくして自由競争をする社会なんて、
そんな弱肉強食市場を勝ち残れる人ばかりじゃないのに。
もしかしたら負けるってことを想定してないのかな?
負けても自己責任で何とかできる?
私は無理。そういう競争を勝ち抜けるほどタフじゃないので、
あっさり脱落だな。
恋愛要素はいらないと思いましたが、読みやすくするためだろうし、
恋愛くらい甘い夢をってことかな?
主人公は外見も良く秀才で、ヒロインは絶世の美女。
そんな設定が鼻につく。現実味がない。
もっと普通っぽい人の設定でいいじゃない。
そして最後の一文。ソフィアは断っておきながら、どうして
当たり前に待っててもらえてると思っているの?美女だから?
この部分、「ソフィア、ごめん。もういいんだ。実はもう
△$♪×¥●&%#?!」と私の脳内で書き換えておきました。
・・・そんなところに私もいちいち突っかからないで、
軽く読み流しておけばいいのに、意地悪な私。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年12月23日
- 読了日 : 2013年12月23日
- 本棚登録日 : 2013年12月17日
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